服のシミの落とし方:血液・コーヒー・ワインなど種類別に解説
服のシミの落とし方を種類別に解説。血液、コーヒー、赤ワイン、草、油、ボールペンのインクなどの落とし方を早見表でまとめ、必ず守りたい洗剤・漂白剤の安全ルールも紹介します。
このガイドは一般的な情報提供を目的としており、金融・法律・技術に関する専門的な助言ではありません。メニューやルールは端末や国によって異なる場合があります。
服についたほとんどのシミは、すぐに対処し、余分な汚れを拭き取るかこそげ落として、シミの裏側から冷たい水ですすぐことで落とせます。その後、液体洗濯洗剤かシミ取り剤をなじませ、洗濯表示で許可されている範囲でできるだけ温かいお湯で洗い、乾燥機に入れる前にシミが残っていないか確認しましょう。
適切な方法は、シミの原因によって異なります。以下では、基本の落とし方、シミの種類別の早見表、そして決して省略してはいけない安全ルールを紹介します。
要点まとめ
- できるだけ早くシミに対処しましょう。ついたばかりのシミのほうがずっと落ちやすくなります。
- まず洗濯表示を確認します。「ドライクリーニングのみ」と書かれていたら、クリーニング店に持っていきましょう。
- どの洗剤や薬剤も、シミに使う前に目立たない縫い目で試します。
- こすらず、たたくように拭き取ります。生地の裏側から作業して、シミを押し出します。
- まずは冷たい水を使いましょう。特に血液のシミは要注意です。熱で定着してしまうシミがあります。
- シミが完全に落ちるまで、乾燥機には絶対に入れないでください。
- 塩素系漂白剤を、アンモニア、酢、ほかの洗浄剤と絶対に混ぜないでください。
始める前に:洗濯表示を確認してテストする
数分の確認で、お気に入りのシャツを守れることがあります。
- 洗濯表示を確認します。 素材、安全な水温、漂白剤を使えるかどうかがわかります。ウール、シルク、「ドライクリーニングのみ」の衣類は、より優しい扱いか、プロによるクリーニングが必要です。
- 目立たない場所で試します。 内側の縫い代や裾に少量のシミ取り剤をつけます。2〜5分待ってからすすぎます。色が変わったりにじんだりしたら、その製品は使わないでください。
- シンプルな道具をそろえます。 清潔な白い布かペーパータオル、液体洗濯洗剤、酵素入りのシミ取り剤またはつけ置き用洗剤、生地に使える漂白剤があれば、ほとんどのシミに対応できます。
どんなシミにも使える基本の落とし方
次の手順は、洗濯できるほぼすべての生地に使えます。
- 余分な汚れを取り除きます。 固形物は、刃の鈍いナイフやスプーンでこそげ落とします。液体は清潔な布で押さえるように拭き取ります。こするとシミが繊維の奥まで広がるので、こすらないでください。
- 裏側から水を流します。 生地を裏返し、シミの裏側から冷たい水を流します。シミが入ってきた方向に押し戻すことができます。
- 前処理をします。 シミの面を下にして、清潔な白いペーパータオルの上に置きます。裏側から液体洗剤やシミ取り剤をつけ、優しくなじませます。ペーパータオルに色が移ってきたら、新しいものに取り替えます。
- 必要ならつけ置きします。 多くのシミは、冷たい水に30分つけ置きするか、洗剤や酵素入りのつけ置き用洗剤を溶かした水にひと晩つけ置きすると、よく落ちます。
- 洗濯します。 早見表に別の指示がない限り、洗濯表示で許可されている範囲でできるだけ温かいお湯で洗います。表示で許可されていれば、生地に使える漂白剤を加えます。
- 乾かす前に確認します。 濡れているうちに、シミの部分をよく見ます。少しでもシミが残っていたら、処理を繰り返しましょう。乾燥機の熱でシミが落ちなくなることがあります。
シミの種類別・落とし方早見表
この表は、アメリカの大学の公開講座(エクステンション)のガイドに基づいています。以下の手順と洗濯表示の内容が食い違う場合は、必ず洗濯表示に従ってください。
| シミ | 最初にすること | 処理方法 | 洗濯 |
|---|---|---|---|
| 血液(ついたばかり) | 冷たい水に30分つけ置き | 残ったシミに洗剤をすり込み、すすぐ | 洗濯する。必要なら生地に使える漂白剤で洗い直す |
| 血液(乾いたもの) | 酵素入り製品を溶かしたぬるま湯につけ置き | シミが見えるならつけ置きを繰り返す | 通常どおり洗濯する |
| コーヒー・紅茶 | 冷たい水で流すか、30分つけ置き | 洗剤をすり込む | 生地に使える漂白剤を加えて洗濯する |
| 赤ワイン | 冷たい水につけ置き | 液体洗剤か洗濯前用のシミ取り剤で前処理 | 生地に使える漂白剤を加えて洗濯する |
| 草 | スティック型シミ取り剤か酵素入り製品で前処理 | 残る場合は消毒用アルコールを含ませたスポンジでたたく(事前にテスト) | 生地に安全な範囲で最も熱いお湯 |
| 油・グリース | 余分な油を押さえて取る | 液体洗剤か食器用洗剤をなじませる | 生地に安全な範囲で最も熱いお湯 |
| ボールペンのインク | シミの面を下にしてペーパータオルの上に置く | 裏側から消毒用アルコールを含ませたスポンジでたたき、すすぐ | 通常どおり洗濯する |
| チョコレート | 余分な汚れをこそげ落とす | 洗濯前用のシミ取り剤か酵素入り製品 | 洗濯する。必要なら生地に使える漂白剤で洗い直す |
| 制汗剤 | 液体洗剤をすり込む | 汚れが厚く蓄積している場合は、洗濯前用のシミ取り剤を5〜10分なじませる | 全繊維用の漂白剤を加えて洗濯する |
| 口紅・メイク | シミの面を下にしてペーパータオルの上に置く | 洗濯前用のシミ取り剤の後、液体洗剤をすり込む | 洗濯する。油っぽい汚れが残れば酵素入り洗剤でつけ置き |
| 泥 | 乾かしてからブラシで払い落とす | 洗剤ペーストか液体洗剤で前処理 | 通常どおり洗濯する |
| ケチャップ・トマト | 冷たい水ですすぐ | 洗剤を溶かした冷たい水につけ置きし、洗濯前用スプレーをかける | 生地に使える漂白剤を加えて洗濯する |
原因がわからないシミについては、弱い方法から強い方法へ順に試すようエクステンションのガイドは勧めています。まず冷たい水に30分つけ置きし、次に洗剤をなじませて約30分置き、それから生地に使える漂白剤を使い、最後にひと晩つけ置きします。
絶対に省略してはいけない安全上の注意
シミ抜きには化学薬品を使います。毎回、次のルールを守りましょう。
- 塩素系漂白剤とアンモニアを絶対に混ぜないでください。 有毒なガスが発生します。
- 塩素系漂白剤と酢などの酸性のものを絶対に混ぜないでください。 カナダ保健省は、漂白剤はアンモニアや酸を含む製品と反応すると警告しています。酢、ガラスクリーナー、トイレ用洗剤なども含まれます。
- 基本的に、シミ取り剤同士を組み合わせないでください。 2つ目の製品を使う必要がある場合は、先に生地をしっかりすすぎましょう。
- 部屋の換気をしましょう。 溶剤、アンモニア、漂白剤を使うときは、窓を開けるか換気扇・扇風機を回します。
- 溶剤を洗濯機に入れないでください。 ドライクリーニング用の溶剤で処理した生地は、自然乾燥させてからすすぎ、それから洗濯します。溶剤は火災の原因になることがあるためです。
- 製品は安全に保管しましょう。 元の容器のまま、子どもやペットの手が届かない場所に鍵をかけて保管します。
製品を混ぜた後に目がしみる、めまいがする、息苦しいなどの症状が出たら、その場を離れて新鮮な空気を吸いましょう。そしてすぐに、地域の中毒相談窓口か救急番号に電話してください。
よくある失敗とトラブル対処法
シミが広がってしまった。 こすったか、液体を使いすぎた可能性があります。押さえるように拭き取り、外側の縁から中心に向かって作業しましょう。
洗濯してもシミが残っている。 乾かさないでください。前処理を繰り返し、酵素入り洗剤でひと晩つけ置きしてから、もう一度洗います。2〜3回繰り返す必要があるシミもあります。
熱で悪化してしまった。 お湯、アイロン、乾燥機の熱は、特に血液などのシミを定着させることがあります。シミの原因がわからないときは、冷たい水かぬるめの水から始めましょう。
シミの周りの色が抜けてしまった。 製品が染料に対して強すぎました。だからこそ、目立たない縫い目でのテストが大切です。鮮やかな色や濃い色の服には、より優しい方法を使いましょう。
時間がたって定着した古いシミ。 古いシミほど落としにくく、まったく落ちないものもあります。酵素入り洗剤でのひと晩のつけ置きは試す価値があります。大切な衣類は、クリーニング店に相談しましょう。
服を良い状態に保つことは、買い替えの回数が減るので、さりげなくお金を貯める方法にもなります。
よくある質問
シミにはお湯と水、どちらを使うべき?
特にシミの原因がわからない場合は、冷たい水かぬるめの水から始めましょう。血液など、熱で定着してしまうシミがあります。シミが落ちたり浮いてきたりしたら、洗濯表示で許可されている範囲でできるだけ温かいお湯で洗えます。
酢でシミは落ちる?
古い汗ジミなど、一部のシミには酢が役立つことがありますが、万能ではありません。塩素系漂白剤がついている生地には絶対に使わないでください。2つが反応して有毒なガスが発生します。製品を変えるときは、間にしっかりすすぎましょう。
「生地に使える漂白剤」とは?
洗濯表示と漂白剤の容器の両方で、その生地に使っても安全とされている漂白剤のことです。色柄物やデリケートな衣類の多くには塩素系漂白剤が使えないため、漂白剤を使う前に両方の表示を確認しましょう。洗濯表示に「漂白剤使用不可」とあれば、使わないでください。
「ドライクリーニングのみ」の服のシミは自宅で落とせる?
やめておくのが最も安全です。余分な汚れを押さえて取り、できるだけ早くクリーニング店に持っていきましょう。適切な処理を選んでもらえるよう、シミの原因を伝えてください。
シミのついた服を乾燥機に入れてはいけないのはなぜ?
乾燥機の熱でシミが繊維に閉じ込められ、落ちなくなることがあるからです。生地が濡れているうちに必ずシミの部分を確認しましょう。少しでもシミの跡が見えたら、乾かす前にもう一度処理します。
外出先でシミがついたらどうすればいい?
取れる分だけ押さえて拭き取り、シミの裏側から冷たい水ですすぎます。こするとシミが広がるので避けましょう。家に帰ったらすぐに、きちんと処理します。
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