ネクタイの結び方:簡単な4種類の結び方を手順と比較表で解説
ネクタイの結び方を、プレーンノット、セミウィンザーノット、ウィンザーノット、プラットノットの4種類について手順付きで解説。襟の形に合う結び方を選べる比較表も紹介します。
このガイドは一般的な情報提供を目的としており、金融・法律・技術に関する専門的な助言ではありません。メニューやルールは端末や国によって異なる場合があります。
ネクタイを結ぶには、大剣(幅の広い側)が小剣(幅の狭い側)より長く垂れるように首にかけ、大剣を前で交差させて巻きつけ、首の輪の下から上に通し、最後に結び目の前側の輪に上から通して引き下ろします。これを最もシンプルにしたのがプレーンノット(フォア・イン・ハンド)で、最初に覚えるならこの結び方がおすすめです。
要点まとめ
- いちばん簡単な結び方: プレーンノット。結び目は小さめで少し左右非対称になりますが、ほぼどんな襟にも合います。
- 万能な結び方: セミウィンザーノット(ハーフウィンザー)。中くらいの大きさで、きれいな左右対称になります。
- 最もフォーマルな結び方: ウィンザーノット(フルウィンザー)。大きく幅広い三角形で、ワイドカラーに最適です。
- きれいに仕上がる別の選択肢: プラットノット。中くらいの大きさで、ネクタイを裏返しにして結び始めます。
- ちょうどよい長さ: ネクタイの先端がベルトのバックルの上端、またはウエストラインに届く長さです。
結ぶ前の準備
いくつかの習慣を身につけると、どの結び方も簡単になります。
- 鏡を使いましょう。 手順の「左」「右」は、鏡に映った向きではなく自分自身から見た左右です。大剣は自分の右側から始めます。左利きの方は左右を入れ替えても構いません。
- シャツの第一ボタンを留め、襟を立てます。 ネクタイを首まわりに収めるスペースができます。
- 最初の長さを決めます。 大剣は必ず小剣より長く垂らします。どのくらい長くするかは結び方によって変わります。大きな結び目ほど生地を多く使うためです。
手順に出てくる「首の輪」は、襟のまわりを一周しているネクタイの輪のことです。「前の輪」は、結び目の前面を横切る帯状の生地のことです。
プレーンノット(フォア・イン・ハンド)の結び方
日常使いに最も手早い結び方です。結び目は小さく、少し左右非対称になります。
- 縫い目がシャツ側を向くようにネクタイを首にかけます。大剣が小剣より約30cm(12インチ)長く垂れるようにします。
- 大剣を小剣の前に重ね、左側へ交差させます。
- 大剣を小剣の後ろに回し、右側へ戻します。
- もう一度大剣を前に回して左側へ持っていきます。これが前の輪になります。
- 大剣を結び目の後ろから上に通し、首の輪に通します。
- 大剣の先を前の輪に上から差し込み、下へ引き抜きます。
- 片手で小剣を持ち、もう片方の手で結び目を襟元まで滑らせます。この結び方は少し片側に傾きやすいので、形を整えましょう。
セミウィンザーノット(ハーフウィンザー)の結び方
きれいな左右対称の三角形になり、ほとんどのシャツや場面に合います。
- 大剣を右側にして、小剣より約30cm(12インチ)長く垂らした状態から始めます。
- 大剣を小剣の上に重ね、左側へ交差させます。
- 大剣を小剣の後ろに通し、右側へ戻します。
- 大剣を首元まで持ち上げ、首の輪に通して下へ引き下ろします。片側に小さな三角形ができます。
- 大剣を結び目の前に回し、反対側へ渡します。これが前の輪になります。
- 大剣を後ろから首の輪に通して上に出します。
- 大剣の先を前の輪に通して下へ引き抜きます。
- 両手でやさしく締め、結び目を襟元まで滑らせます。
ウィンザーノット(フルウィンザー)の結び方
大きく幅広い、左右対称の三角形になります。生地を最も多く使うため、ワイドカラーのシャツやフォーマルな服装に向いています。
- 大剣を右側にして、小剣より約35cm(14インチ)長く垂らした状態から始めます。
- 大剣を小剣の上に重ねて交差させます。
- 大剣を首の輪の下から上に通し、前側へ下ろします。
- 大剣を小剣の下に通して右側へ回します。このとき大剣の裏側が見えている状態になります。
- 大剣をもう一度首の輪に通して上に出し、右側へ下ろします。しっかり引き締めます。
- 大剣を結び目の前に回して左側へ渡し、生地の表側が再び外を向くようにします。
- 大剣を後ろから首の輪に通して上に出します。
- 大剣の先を前の輪に通して下へ引き抜きます。
- 両手で丁寧に締め、結び目を襟元まで滑らせます。
プラットノットの結び方
プラットノット(シェルビーノット)は、中くらいの大きさで、ほぼ左右対称になる結び方です。珍しいことに、ネクタイを裏返しにした状態から結び始めます。
- ネクタイを裏返しにして、縫い目が外側を向くように首にかけます。大剣を右側にして、小剣より約30cm(12インチ)長く垂らします。
- 大剣を小剣の下に通し、左側へ交差させます。
- 大剣を結び目の上に持ち上げ、首の輪に通して下へ下ろします。下に引いて締めます。これでネクタイが表向きになります。
- 大剣を前に回して右側へ渡します。これが前の輪になります。
- 大剣を結び目の後ろから上に通し、首の輪に通します。
- 大剣の先を前の輪に通して下へ引き抜きます。
- やさしく締めながら結び目の両側をつまみ、上の部分に小さなくぼみ(ディンプル)ができるようにします。
どの結び方を選べばよい?
| 結び方 | 大きさと形 | 対称性 | 難易度 | 合うシーン・襟 | 最初に大剣を長くする目安 |
|---|---|---|---|---|---|
| プレーンノット | 小さめ、やや細長い | 少し片側に傾く | 最も簡単 | ほぼすべての襟、厚手のネクタイ | 約30cm(12インチ) |
| セミウィンザーノット | 中くらいの三角形 | 左右対称 | 簡単〜普通 | ほとんどのシャツや場面 | 約30cm(12インチ) |
| ウィンザーノット | 大きく幅広い三角形 | 左右対称 | 普通〜難しい | ワイドカラー、フォーマルな場 | 約35cm(14インチ) |
| プラットノット | 中くらい、すっきり | ほぼ左右対称 | 普通 | 中〜広めの開きの襟 | 約30cm(12インチ)、ネクタイは裏返し |
目安として、結び目の大きさは襟先の開き具合に合わせましょう。開きの狭い襟には小さな結び目が合い、大きく開いたワイドカラーにはウィンザーノットやセミウィンザーノットが映えます。ウールやニットなどの厚手の生地はそれだけで結び目が大きくなるため、たいていはプレーンノットが最もきれいに見えます。
よくある失敗と直し方
- ネクタイが短すぎる・長すぎる。 いったんほどいて、最初の長さを変えましょう。先端がベルトより上で止まるなら、大剣をもっと長く垂らして始めます。ウエストラインより下まで垂れるなら、短めにして始めます。先端がベルトのバックルの上端に触れるのが理想です。
- 小剣が大剣の下からはみ出す。 大剣の裏側にあるループ(小剣通し)に小剣を差し込みます。ループがない場合は、次回は大剣を少し長めにして始めましょう。
- 結び目が曲がっている。 小剣を持ちながら、結び目をまっすぐに整えつつゆっくり上に滑らせます。プレーンノットはもともと少し傾きますが、ほかの3つは中央にまっすぐ収まるのが正解です。
- 結び目がゆるい・下がってくる。 結び目を上に押し上げながら小剣を引いて締めます。特にプラットノットは日中にゆるみやすいので、鏡で確認しましょう。
大事な日に備えて服装を整えているなら、面接のコツや人前で話すのが上手になる方法もご覧ください。ネクタイに何かこぼしてしまったら、シミの落とし方をチェックしましょう。
よくある質問
ネクタイのいちばん簡単な結び方は?
最も簡単なのはプレーンノットです。動作は少なく、前で交差させ、巻きつけ、首の輪に下から通し、前の輪に上から通すだけです。たいていの人は数回の練習で覚えられます。
結んだときのネクタイの長さはどのくらいが正解?
大剣の先端がベルトのバックルの上端、またはウエストラインに届く長さが正解です。ベルトより上で止まったり、ベルトより下に垂れたりしないようにします。ちょうどよくなるまで最初の長さを調整しましょう。
ウィンザーノットとセミウィンザーノットの違いは?
どちらも左右対称の三角形になりますが、ウィンザーノットは首の輪の両側に巻きつけるため、結び目が大きく生地も多く使います。セミウィンザーノットは片側だけに巻きつけるので中くらいの大きさになり、より多くの襟に合います。
就職面接に最適なネクタイの結び方は?
ほとんどの面接では、セミウィンザーノットかプレーンノットを選べば無難です。目立ちすぎず、きちんとした印象になります。ワイドカラーのシャツを着ていて、よりフォーマルに見せたい場合はウィンザーノットを選びましょう。
ネクタイにディンプル(くぼみ)を作るには?
最後に締めるときに、結び目の両側をやさしくつまみ、結び目のすぐ下の生地が小さく折り込まれるようにします。その折り目をつぶさないように、結び目を襟元まで滑らせましょう。